先生  さあ、またまた皆が楽しみにしている先生の映画紹介を始めるぞー。え?誰も楽しみになんかしていない?いやいや、そんな嘘をついても先生にはわかってる。皆聞きたくてしょうがないんだろー。はっはっは。先生はねー、生徒の気持ちはよーくわかってるんです。先生の話を聞くとき、一見皆つまらなそうにしているけど、机にうつ伏せて寝たふりをしていても、窓の外をぼんやり眺めているふりをしても、本心は楽しくしょーがないはずだ。いや、絶対そーだって。先生のゆーことに間違いはありませんよ。うん。
 「おい、熊さん」「何でしょう、ご隠居」「今日の活動写真の題名は何だと思う?」「活動写真の鯛目でございますか。何だとおっしゃられても鯛目は鯛の目でございましょう?」「誰が落ち目の三文役者だって?」「いやいや、落ち武者に山門で襲われてはおりません。」「武者小路実篤の小説が好きとは知らなかった」「小説といえば、ご隠居、最近・・・・
 ん?まだ映画紹介のがマシだから、早くそっちにしてくれ?ほらー、皆やっぱり楽しみにしてるだろー。本音が出ましたねー。はっはっは。まだ落語の途中なんだけどねー、じゃあ映画紹介にしましょうしましょう。
イカボードとトード  さて、前回「イカボードとトード氏」を紹介したけど、そのタイトルをもう一度見返してみようじゃないか、というのが本日の最初の作業だ。「Ub Iwerks」という名前があるのがわかる?わっかるかなー、わっかんねーだろうなー。昔、先生がアイワークスだった頃、親父は蜜蜂で、お袋は虻だった。わっかるかなー。兄貴は“アブ”フレックスで、妹は“アブ”ドーラ・ザ・ブッチャーだった。松鶴家千とせだ。わっかるかなー、わっかんねーだろうなー。はっはっは。なに皆怒った顔してんだー?ジョークだってジョーク。笑うとこだぞー。
 それで、その、「Ub Iwerks」さんがどんな人なのか知ってるかー。先生にとってこの人はもっとも尊敬すべき大偉人なんだがねー。はっはっは。偉人も偉人。そーねー、マルクス兄弟3人を足して3で割ると見せかけて、実はゼッポもいたから2の平方根を求めてみたら、ひとよひとよにひとみごろ、ってぐらいの偉大さだよ。何を言ってるかわからない?いや、先生にもわかんないんだけどね。はっはっは。
 アブ・アイワークスは、ディズニーの会社創設時からアニメーターとして活躍してて、実質的にかの世界一有名な二本足で歩くネズミを生み出したとされている人だ。ミッキーって名前。その後は、実写とアニメの合成技術等視覚効果の方面で活躍していて、1964年の「メアリー・ポピンズ」、そうそう、ジェリー・アンドリュースが傘さしてるあの映画だけどね、

♪〜 ちむちむにぃぃ ちむちむにぃぃ ちむちーむちぇりぃぃぃぃ

歌は止めろ?そうか。早く先が聞きたい、とそういうわけだな。はっはっは。えーと、あ、そうそう、その「メアリー・ポピンズ」で、アカデミー賞の科学技術賞というのを受賞したりとか、ヒッチコックのね「」ってあったじゃないか、あの、とにかく上野公園にいる鳩を全部集めたぐらいの数カモメとかが出てくる映画。ヒッチコックって熊倉一雄が吹き替えないと何となく気分が出ないよね。あと、NHKでたまにやってるイギリスの「名探偵ポアロ」とか。まあ、関係ないけどね。はっはっは。とにかく、「鳥」だよ「鳥」。その「鳥」でも特殊視覚効果賞にノミネートされたりしてるという、技術の人だったわけだねー。

 しかーし。アブ・アイワークスの真の最も偉大な業績について、きちんと評価している人は少ないねー。どー考えても、一番の業績は・・・・おい、聞いてるかー!今から重要なポイントだぞー。試験には出ないけどね。数学の試験にはちょっとね、そぐわないから。で、彼の一番の業績は、「かえるのフリップ」というキャラクターを生み出したこと!どーだ。もうこれだけでアカデミー賞と欽ちゃんの仮装大賞を合わせたぐらいの業績だよ。そー思うだろー。思うって。思いなさい。思えば思う時思えーーーーーーーーーーー!!!

 アブ・アイワークスは一度、1930年頃に、ディズニーの元から離れて、独立したスタジオをつくるんだけど、そのスタジオが最初に世に送り出したのは、MGM、あのオープニングでライオンが吼えるやつ、あの映画会社だよ、え?何の略?そりゃ(M)モット(G)ガンバレ(M)モスバーガーに決まってるじゃないか、違う?まあいいさ、そのMGMのために作られた短編アニメーション、「Flip the Frog」だったわけだ。
 MGMというと、あの、猫とネズミがおっかけっこというやつ、トムとジェリーって名前の、それがね、やけに有名になっちゃってるけど、それ以前にきっちりと「かえる」のシリーズを作ったということこそ、評価すべき点だよ。うん。
 この「かえるのフリップ」、1930〜33年の4年間に38本作られていて、その題名一覧については、ここ(http://www.vitaphone.org/flip.html)、もしくはここ(http://www.bcdb.com/pages/Other_Studios/C/Celebrity_Productions/Flip_the_Frog/)のサイトに載ってる。え?パソコンもないのに誰に向かって喋ってるって?いやこっちの話こっちの話。誰か必要にしている人もいるかと思ってね。はっはっは。

 不思議なことに、記念すべき一作目がカラーで、あとは全部白黒なんだ。白黒。ぅほぅあいとあんどぶるぁぁぁっく。英語英語。英語で言うなら「Black and White」だろう?まーね。数学専門だからね。はっはっは。
 一作目は多分、パイロット版というか、配給会社へのプロモートも含めてのね、力が入った作りだったからでしょうね。二作目以降は、MGMがあんまり予算をとらなかったとか。知らんけど。そうそう、先生のね、教育研究費もどんどん削られるいっぽーでねー。まあ、「駅周辺における飲み屋の分布関数とその経済効用」ってぶち上げて、学校の金で飲み屋に通ってたのが悪かったかもしれんけどねー。はっはっは。いやいや、ちゃんと研究してましたよ。ホントに。先生が飲み屋に行く回数は、財布の中身に正比例してるとか、結構重要な発見があったんだぞー。当たり前?いや、重要だって。

 このカラーのフリップの題名は「Fiddlesticks」。ごく些細な、くだらないこと、みたいな意味だ。ちゃんと辞書ひいたから信じて大丈夫だぞー。はっはっは。その雄姿はこれ!
フリップオープニング1
 素晴らしい。えくせれんと、まあべらす、びゅーちほー、おーまいがっ、ってキャラクターだと思うだろー!思わない?一度医者に行ってきなさい。まったく。
フリップオープニング2  しかーし。悲しく寂しくまたショッキングなことには、また、悲嘆にくれ、胸を寒風が吹き抜け、しかも衝撃的なことには、しつこい?まあいいじゃないか、このフリップ君は、白黒になってからどんどん蛙なのかなんなのかわかんないキャラクターになっちゃうんだよ。 フリップオープニング3 帽子なんかかぶっちゃった日にゃー犬、そうそう、あの「のらくろ」ってのあったじゃない、あんなのだか猫だかみたいだよ。これはねー、MGMのお偉方が、最初の「Fiddlesticks」を見て、「もっと、人間っぽいキャラクターにすべき」と口を出したんだとか。まったくよけーなことをしたもんだよねー。ホント。それさえなければフリップ君がここまで不当に忘れ去られることはなかったはずだよ。A級戦犯だな。まったく。

 で、とにかく実際に見なくちゃ話がすすまなぁぁい。ってことで探しました。インターネットってゆーのはこーゆー時実に便利だねー。アブ・アイワークススタジオの作品を集めた「Cartoons That Time Forgot:The Ub Iwerks Collection #1、#2」というDVDが出ておりました!「忘れられた漫画」シリーズというのはちょっと気になるけどね。もちろん日本で出てるわけじゃなくて、アメリカ。アメリカのDVDはねー、だいたいリージョンコードってのがあってねー、日本と違うんですよ。だから日本のプレイヤーじゃ普通再生できないわけ。でも、このDVDは、まるで天が先生に「このDVDを見よ」って言ってるか言ってないか微妙なニュアンスがあるくらいおあつらえ向きなことに、「リージョンフリー」だったんだよ。早速注文してね、船便がつくのを一日千秋、三日坊主で待ちつづけたら、3週間ほどで到着、手に入ったわけだ。はっはっは。え?学校の金で買ったんだから先生のじゃないだろう?いやいや、そりゃそーですよ。単に先生が代表で自分の家に保管しとくだけだって。
 このねーDVDには、フリップ38作のうち、実に27作までが収録されてて、もー大満足、ってゆーか、げっぷが出そうな内容だよ。とにかくひとつづつ紹介して行こう!

Fiddlesticks

Fiddlesticks  記念すべき第一作!何てったってこれが一番蛙らしいよ。口の動きに合わせてゲコゲコ言ったりするし。トーキーだよ。オール・トーキー。そんなの珍しくないだろう?いやいや、最初のトーキー映画はワーナーの「ジャズ・シンガー」だったわけだけど、その公開は1927年なんだよ。ワーナーの技術は、フィルムとレコードの回転を同期させる方式だったんだけど、ディズニーでは、フィルムにサウンドトラックを記録する、完全同期方式を選択して、パッド・パワーズって人が権利を持ってたトーキーシステム、パワーズシネフォンで、初のサウンドカトゥーンを作ったのが1928年の「蒸気船ウィリー」。あの世界的に有名な日本にも千葉に城を持ってるネズミのデビュー作だけど、当然、アイワークスもこの映画の製作に関わってたんだよね。で、ディズニーとパワーズの仲が悪くなって、パワーズがアイワークスを引き抜いて独立させたという流れがあって、アイワークスがこのFiddlesticksを作ったのが1930年だから、アニメーションに絵と連動して音が入った作品としては、非常に初期のものになるわけだ。それに、何と行ってもカラーだよカラー。この頃は、まだ、「総天然色」ってゆーよーなカラー技術はなくて、2色に分光して撮影したフィルムを別々に着色して、重ねて投影する2-Colorぐらいのもので、ディズニーもこの頃はまだ白黒しか作っていなかった時代だよ。ディスニーの初カラーは1932年だからねー。まさに最先端技術を集めて作られたアニメーションと言っても過言じゃないよ。華厳の滝じゃよ。ふぉっふぉっふぉ。
Fiddlesticks  映画自体はねー。愛らしいフリップ君が、跳ねて、歩いて、踊って、楽器を演奏して、ってゆーだけの、「ほら、絵と音があってるっしょー」というのを見せるだけのもの。まあ、「こんなキャラで、こんな感じでシリーズを作ります」ってなパイロット版なわけだから、どうしてもそういう作りになるんだろーけどねー。何か、ミッキーチックなネズミと合奏しているところなんかは、ミッキーマウスの作画もやっていたアイワークスの絵の特徴みたいなものを感じるね。
後はまとめて行こう!

1930年の作品

The Village Barber(村の床屋)

フリップが床屋さん。回転するポールを磨いて開店準備をしていると、ポールをキャンディーと間違えてとってってしまう牛かなんかがいる。すかさずフリップは、側で寝ていた猫のシマシマしっぽを固めてポールの代わりにしてしまったりと。音楽に合わせて剃刀を研ぐところなんか、チャップリンの独裁者を彷佛とさせるよ。え?大袈裟?いやいや。
VillageBarber

The Cuckoo Murder Case (カッコー殺人事件)

時計の時を告げるカッコーが何者かの銃弾に倒れた!時計の通報を受けた、探偵フリップが捜査に乗り出す、って話。
MurderCase

Puddle Pranks(水たまり遊び)

コオロギがひく馬車、まあ正確には馬車じゃないけどね、それに乗って、恋人、じゃなくて恋蛙といっしょに水たまりに泳ぎに行くフリップ。フリップの恋のお相手はねー、なぜか、この一本だけが蛙で、あとは猫だったり人だったりしてるんだよ。先生もチャレンジしないと。はっはっは。
Puddle Pranks

1931年の作品

The Village Smitty(村の鍛冶屋)

鍛冶屋のフリップのとこに、蹄鉄が外れてしまった馬とその馬車にのった猫がやってくる。たくましいフリップに、猫はめろめろ。蹄鉄を付けた馬が暴走して、馬車が谷底に落ちそうになるところを助けたフリップは、ますます猫に惚れられて、よかったよかった。何だか腹立たしいな。
Village Smithy

The Soup Song(スープの歌)

カフェのボーイで踊りも歌もこなすフリップ、お客にスープを出す。お腹が空いて激しくスープをすするお客を見て閃いたフリップは、おもむろに楽譜を出して、その楽譜に合わせてスープを啜るようお願いし、螢の光りを合奏。
Soup Song

Laughing Gas(笑気)

フリップは歯医者。トドみたいな牙をした患者がえらく怖がるので、笑気ガスを使うことに、ってそのガスがスカンクの屁なんだよ。確かに気絶しそうではあるけどね。トドの歯があまりにも固いので、ついにダイナマイトを取出したフリップ。ダイナマイトは大爆発して医院もバラバラ。
Laughing Gas

Ragtime Romeo(ラグタイムのロミオ)

恋猫の家の窓のしたで、ロミオよろしくギターなど奏でるフリップ。演奏はだんだんエスカレートして、ピアノになり、そこに恋猫も参加しての賑やかな連弾に。近所の人の通報でピアノごと逮捕されても気がつかない2人。ラグタイム、ってのはジャズなんかのもとになった古いアメリカのピアノ奏法だよ。確か。
Ragtime Romeo

The New Car(新車)

車を見ているフリップの所に、化粧して妙にこびを売る車が擦りよってくる。思わず衝動買いするフリップ。恋猫を誘ってドライブに出かける。ガソリンスタンドで酒を飲んでしまった車が、まさしく酔っぱらい走行をするところが面白いかな。うん。
The New Car

Movie Mad(映画狂)

映画マニアのフリップは、スター名鑑片手に撮影所に侵入しようとするが、門番に遮られてどうにもならない。何とか忍び込んだものの、すぐに見つかり、後は追いかけっこ。沢山の扉のあちこちから、警察官とフリップが出たり入ったりする展開なんかは、もう、ベタなギャグの宝庫といってもいいね。
Movie Mad

Spooks(幽霊)

道に迷って一軒家に辿り着いたフリップ。しかし、そこは骸骨が動き回るお化け屋敷だった!という話。骸骨主人と一緒に食事をするところで、出てきた鶏の丸焼きが、やっぱり骨だけ、というのがなかなかいーです。
Spooks

1932年の作品

The Milkman(牛乳屋)

牛乳屋フリップは、毎朝乳絞りをして、馬車で牛乳配達へ。途中泣いている子供を見かけてミルクを飲ませたりするが、その子がものすごいいたずらっ子で、ってなところ。
The Milkman

What a life(人生って)

ストリートミュージシャンのフリップと少年。道で演奏しても、誰もお金は入れてくれない。お腹が空いてしまって楽器を質に入れるんだけど、そのお金を、道でバイオリンを弾いている老人に同情して渡してしまったり、その老人が、高級車に乗って去っていったり。はっはっは。
What a Life

School Days(学校のある日)

学校に行くフリップの後ろをいくら追っ払ってもついてくる犬。おかげで学校は遅刻寸前。学校の側でスカンクを見つけた犬は、そのままスカンクを追って校舎の中へ。スカンクが教室で屁をして大パニック。結構スカンクネタが好きなのかね。
School Days

The Bully(暴れんぼう)

仲良しの少年をいじめたマッチョマンに嫌々ながら注意するフリップ。一触即発のところを仲裁者が入って、なぜかボクシングの試合で決着をつけることになるんだ。アッパーで天井を突き抜けて飛んでいったフリップが、そのまま落ちてきて相手にあたり勝つ、という展開は、結構よく見かけるパターンだよね。実際。
The Bully

The Office Boy(雑用係)

雑用係募集のオフィス。居並ぶ競争相手を放水で蹴散らして、見事職を手に入れたフリップ。手際よく猫の舌を使って手紙の封をするところなんか先生も見習わんといかんね。いやいや、効率良く仕事はこなさないと。はっはっは。フリップは、ネズミを追いかけるうちにオフィスを滅茶苦茶にしちゃう。
The Office Boy

Room Runners(部屋で走る)

ホテルの宿代が払えなくて、脱走しようとしているフリップ。でも警察官に見つかっちゃって、ホテルの中を追っかけっこ。追う警察官と追われるフリップが仲良く女性の着替えを覗き見しているところとか、結構ちょっと君たちには早いかなー。はっはっは。
Room Runners

Stormy Seas(嵐の海)

海の男フリップは、腕に女の子の入れ墨をしていて、その入れ墨が踊ったりしてる。突然の嵐で沈没しそうな船からのSOSを受けたフリップは、駆け付けて猫を助け出す。そして猫とラブラブ。ああ、先生もね、嵐の海で誰か助けるシチュエーションでもあるとね・・・。塩水は苦手だけど。
Stormy Seas

Circus(サーカス)

サーカスのテントの外でホットドッグを売っているフリップ。バッグのひったくりを目撃して、ひったくり犯を追っかけるうちに、サーカスの中へ。空中ブランコとか、オートバイの曲乗りなんかをしてるうちに、最後は自分のホットドッグ屋で犯人を捕まえる。
circus

The Goal Rush(ゴールに突進)

フリップがアメフトやってます。何か最後は、豚に乗って相手を蹴散らして、タッチダウンしてるけど、そんなのでいいのかね。
The Goal Rush

The Music Lesson(音楽の練習)

ピアノの練習をさせられているフリップ。遊びに行きたくてしょうがないのに、出かけようとすると犬が邪魔をする。何かハイドンの驚愕を弾いてるんだけど、好き勝手にアレンジしちゃったり何だりで、そんなに上手いンだったら練習なんかしなくていいのにと思っちゃったよ。はっはっは。
The Music Lesson

Nurse Maid(子守り)

新聞売りをしているフリップは、売ってた新聞を風に飛ばされ、無一文で困っていたところ、赤ちゃんを見ているよう頼まれて、お駄賃をもらう。でもそのコインを赤ちゃんが飲み込んじゃって、取出そうとしているうちに赤ちゃんがスタミナドリンクみたいのを飲んで、スーパー赤ちゃんになっちゃって・・・先生には要約できないな。こりゃ。
Nurse Maid

Funny Face(おかしな顔)

恋人を、ハンサムボーイに取られてしまったフリップ。自分も、顔を変えてくれる店、整形外科みたいなもんなのかよくわかんないけど、何かお面をかぶせているだけなんだけどね、そういう店でハンサムボーイに変えてもらう。それでモテモテに。先生はね、顔はいいんだけどなかなかそのへんが理解されてないと思うなー。はっはっは。
Funny Face

1933年の作品

Coo Coo the Magician(鳩が出ますよ)

アラビア風の国へ旅行にやってきたフリップと恋人。魔法使いが恋人をさらってしまう。フリップは王宮に忍び込んで恋人と魔法の絨毯で脱出。
Coo Coo the Magician

Techno-cracked(技術者失格)

芝刈りが面倒臭いフリップは、ロボットを作って代わりに芝刈りをやらせることに。しかし、作ったロボットは、芝刈り機でどこもかしこも削ってしまって、家中が滅茶苦茶になってしまう。この作品は、カラーで作られたらしんだけどね、DVDには白黒で入ってました。
Techno-cracked

Chinaman's Chance(中国人の冒険)

牢屋から、中国人が脱走、警察官フリップが、その後を追う。中華街で敵のアジトに忍び込んだフリップは、アヘンを吸ってトリップしたり、ワニや蛇に追い掛けられたりのピンチの後、ロケットに括りつけられて飛ばされる直前、愛犬が飛びついて中国人も一緒に飛ばされる。着いた先はもとの牢屋。
Chinaman's Chance

Soda Squirt(ソーダ水噴出)

フリップが働くカフェには有名人がいっぱいやってくる。ローレル&ハーディみたいな二人組とか、マルクス兄弟みたいな四人組とか。ジキルとハイドみたいな客がやってきて、フリップのカクテルを飲んだとたん凶暴になって大暴れして、店が滅茶苦茶になる。
Soda Squirt

ああ疲れた。さすがにねー、先生もここまで連続で、この手のアニメを見るとね、疲れます。蛙的には、フリップはもっと盛り上げるべきキャラクターだけどねー。とにかく今回は疲れましたよ。はっはっは。

【作品データ】
 シリーズ名 かえるのフリップ(Flip the Frog)
 製作国 アメリカ
 公開年 1930〜33年
 監 督 アブ・アイワークス Ub Iwerks
 作 画 アブ・アイワークス Ub Iwerks
 音 楽 カール・スターリング Carl Stalling

参考:DVD ; Cartoons That Time Forgot:The Ub Iwerks Collection #1、#2
   Website ; VITAPHONE VIDEO
        Big Catoon Data Base